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時のドラゴンのらせん迷路リマスターとかいうやつ

MTG界隈が時のらせんリマスターという、旧枠と呼ばれるカードが封入されたりしてる再録パックでにわかに盛り上がり賑わっているようだ。

 

 

そんな中私はドラゴンの迷路を購入して独り賑わっていた。

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パッケージを飾っていたおじさんの名前も分かったし、ちゃんとドラゴンが出てきたことに感動を覚えたところでドラゴンの迷路騒動から1ヶ月が経つ頃には私もある程度MTGアリーナで遊べるようになってきたので、『ドラゴンの迷路 ゴミ』という事実をネットの記事からだけではなくしっかりと肌で感じられるようになってきていたところだった。

最近は弱くてもいいのでドラゴンの迷路を使ってデッキを構築するというのが目標になっているのだが、前回日記の通りgoogleのサジェストからドラゴンの迷路はショックランド以外に価値がないような状況らしいので、1ヶ月とかいう付け焼刃のプレイ期間しかない私にとってはやはり難しい物だったので、ツイッターの力を頼ることにした。
※それとは別に、『ターボゲート』なるデッキはフォロワーに教えてもらったので作った。


まあツイッターでドラゴンの迷路で検索して遡ればデッキの1つくらいは並べてる画像くらいあるだろうと思って検索したところ

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ドラゴンの迷路にドラゴンは0体、という事実を知って若干のショックを受けながらも

 

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気になるワードがあったので検索内容を変えてみた

 

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※前回日記の通り、私はドラゴンの迷路がクソゴミカスだと調べてから購入に走ったので評判的には真っ当だと思っています。というか知らんもん買うならまあ調べるでしょ普通……

 
はちゃめちゃに残当な言われっぷりであるが、ちょっと待ってほしい。
MTG兄貴たちはカードゲームの熟練者で柔軟な思考力や発想力を持っていると勝手に思っていたのだが、1つ考えてみてほしい。
ツイッターを遡った結果、ドラゴンの迷路についての発言の殆どが収録されたカードの内容に基づいて「ゴミ」「屑」「うんこ」「カス」「存在するべきではない」的な評価が呟かれているが、それはちょっと違うのではないか?と思う。

 

いや別にカードの性能が弱いとかそこら辺一切否定はしないし、「クソゴミカス」の評判を見て嬉々として購入に踏み切る人間がマイノリティなのも理解しているが、下を見てもらいたい。

 

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※画像元:『ゼンディカーの夜明け』プレリリース入門
https://magic.wizards.com/ja/articles/archive/feature/zendeikanoye-ming-ke-pureririsuru-men-2020-09-15


公式のアーカイブ記事を読むと、ドラゴンの迷路ではないがゼンディカーの夜明けについて

 

『危機を恐れぬ冒険者たち』
『勇気あるものだけが手に出来る宝物』
『すごい!冒険に役立つ素敵なものがたくさん詰まっているね!』←(ここ)

 

という、まるで少年の心に訴えようとしている的な紹介が、両手でサムズアップしている陽気なおじさんの動画と共に掲載されている。


この記事を読む限り公式としては、マジックザギャザリングのカードを通じてプレイヤーに広大な世界に溶け込んでもらいたいと考えているのではなかろうか? ていうか記事の書きっぷりが明らかに既プレイヤー向けではない部分も多い。
おまけに収録されるカードの性能的な魅力については特に言及されていないのである(記事の趣旨的にそういう場面ではないので当然ではあるが)


根底がカードゲームなので性能が弱ければゴミと言われても当然と言われればそうなんだろうが、カード1枚にはフレーバーとしてのテキストと絵が描かれているのである。
カード性能がゴミだからMTG初心者はドラゴンの迷路を買うべきではない、という結論に何故なってしまうのか。


ドラゴンの迷路にはカード性能だけではなく

 

・ギルド同士の争いの背景やその結末
・公式ページにあるラヴニカに関する読み物(ラヴニカの回帰、ギルド門侵犯、ドラゴンの迷路、とか)
・味方を不意打ちする乳首弄りおじさん
・ドラゴンがいない

 

等々、決してゴミではない要素もたくさんある気がする。
例えば初心者が現行スタンの環境で十分に戦えるデッキを組むのだってそれなりに資金が必要だろうし、『何も知らないけどマジック始めます』という状態から入る初心者が性能だけ見て魅力を感じて継続できるか?というのも気になるところである。
カードゲームなので「不自由なくプレイを楽しむ」という点を考えるなら必要な出費はあるだろうが、ぶっちゃけ『よう分からん絵の付いた紙』で遊ぶ為だけにいくら金出す?と問われたら、ソシャゲの課金をまあまあする私でも『100円』と答える。

でも面白そうと思ったら性能がゴミでもとりあえずドラゴンの迷路だって買うのだ。

 

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正直、ドラゴンの迷路がゴミという惨状を見て嬉々として購入しに行った私は、購入して最低限形になるデッキ(下の環境)を組んだら記念に手元に置いてちょっと遊んでおしまいかなぁとか考えていたが、フォロワーが丁寧に教えてくれた上記の読み物を読んで、もうちょっと遊んでもいいかな、と考えるようになった。

そして使うものではないと分かった上で、読み物を読んだ結果ラヴニカのギルドデッキを今さらながら購入した。 

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初心者からすると性能の前に、まずそれを好きになるかどうかなのである。
まあ、その好きになる為の要素として


・勝てるデッキで遊べるから好きになる
・好きになる為にある程度勝てるデッキが必要
・勝ちに行く為に他のカードゲームから乗り換え


とか、ゲーム的な側面から見ても色々あると思う。しかし昨今、右を向いても左を向いてもアイドルが歌ったり踊ったりする外見ばかりが似たような二次元コンテンツが溢れていてオタクがそれらに群がっているように、マジックだって外見から内面を見て好きになることだって十分にあるのだ。多分。
少なくともドラゴンの迷路は『初心者が購入してはいけない物』ではなく、『良い部分もあるのでドラゴンの迷路を購入するのは全然OKだがプレイで遊ぶのであれば別のパックを買いましょう』になる。

 


『初心者はドラゴンの迷路は買わない』『ドラゴンの迷路を買う初心者なんていない』は誤りなのである。人間、気に入ったら買うのだ。
そもそも既プレイヤーだってルール上何使っても一緒なのに絵違いの基本土地を集めてる人がいるだろう。人間、気に入ったら買うのだ。

 


ここまでつらつら書いといてなんだけど、多分私も私以外の新規を見かけたらドラゴンの迷路は買わなくていいって言うと思う。遊び続けてたらどうあがいてもある程度はカード性能>フレーバーに偏ってくるだろうし。
ただ『ラヴニカの回帰ブロックの読み物が公式にあるから読んでみて気に入ったら買うといいよ』くらいは言うと思う。

 


まあでもドラゴンの迷路がゴミじゃなかったらMTGを購入しなかったのは間違いないと思う。
色々書いたけど、ゴミなのは嬉しいけど良いところも一緒に知れるとなお嬉しいということである。

 


と、ここまでで今回の日記で書きたいことの2割が前置きになったので本題。

 

このカードゲーム、上に書いたサムズアップおじさんの様子や前回の日記で書いたウェルカムデッキとか、やたら新規にフレンドリー感出してるけどそれ新規に届いてるんだろうか。
少なくとも私はカードショップが併設されてるTSUTAYAとかに行って、マジックザギャザリングがウェルカムデッキ配っていますなんていう事実を目にすることなんて今までで一度たりとも無かった。知ったのはそれこそ触れてからである。
そして公式の記事に書いてあったこれ↓↓

 


・調査のところウェルカムデッキからマジックを始めた人は4.7%
・ウェルカムデッキ自体が簡単に作り過ぎて面白くない
・ウェルカムデッキは終了して代わりにウェルカムブースターパックを用意した。

 


ウェルカムデッキからマジックを始めた人は4.7%って、それはそもそも『マジックをはじめたい!』から『お店に行けばウェルカムデッキがもらえるんだ!』に結びつくものが何もないんじゃなかろうか。
私自身がウェルカムデッキを知った流れが


ツイッターさん「ドラゴンの迷路はゴミ」

私「公式ページを読むとスタン落ちってやつなのね。個人サイトのページでもゴミって評判か。買おう」

私「購入したけどこれだけではデッキが組めないのか……」

フォロワー「ウェルカムデッキってやつがお店で配られてますよ」

フォロワー「チャレンジャーデッキ買うと良いですよ」

私「公式で検索したらウェルカムデッキってあるな。チャレンジャーデッキが3月発売か」


である。初購入に踏み切るまでウェルカムデッキの存在を知る場面がないのだ。
おまけに公式見解として、マジックを長期的に続けているプレイヤーの殆どは『友達にマジックを勧められた』からとのこと。
なんというか、ウェルカムデッキが本来の役割を遂行出来ていない理由は、役割を遂行する場面で提示できていないからなのでは……?

私としてはドラゴンの迷路=ゴミという情報のほうがよほど宣伝になっているくらいである。

 

例えばイベント期間外でも店頭に常に広告用のポスターが貼ってあるとか、タダだったらちょっとやってみようかなって思う人はまあまあいると思うんだけどどうなんだろうか。
だって内容はどうあれ30枚デッキ2つが無料で貰えるって、無知な新規からすると爆アドじゃん。無から有が生み出されてるみたいなもんなわけで。


1枚10円のストレージ漁ったって60枚で600円なわけで、0から600円使うのと、ウェルカムデッキもらってから600円使うのってだいぶ違うと思う。
『600円なんて大した額じゃないだろ』って話ではなく『お金を使ったらもっと楽しめる』って考え方になれるなら金額の差は大して関係なくなるのではないか。
『新規や初心者は3500円でチャレンジャーデッキ買って遊ぼう』ではなく『今より強くなれるし楽しくなるから3500円のチャレンジャーデッキを買おう』のほうが私としては購入動機として納得できる気がする。

チャレンジャーデッキ1箱3500円だって、『ゼルダの伝説夢をみる島DX』と同じ値段である。

 

身近な物で例えると基本無料のソシャゲと一緒かなぁと。無料(ウェルカムデッキ)で遊んでみて、楽しかったら有料の物(パックやらデッキやら)を買う。でもそういう流れがあるって最初は分からなかったし。

 

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その流れとは違うけれど、BIGMAGIC池袋店さんに行って購入した300円の初心者向けデッキで独り遊びをして楽しかった。
人によってはこれだけ見ると、金が無いから300円デッキ買ったんじゃないのか?と思いそうであるが、このツイート主はこの後ドラゴンの迷路とカルドハイムのブースターボックスをポチっているのである。
このツイートにいいねを押している231人が『こいつこんな紙束で楽しんでるよ』と思っていいねを押してるのか『こんなのよりチャレンジャーデッキ買えよ』と思っているのかは分からないが、私は楽しかったので買った物はそのまま二重スリーブにして保管している。
おまけにこのツイートの1週間後くらいに晴れる屋さんからも500円の初心者用デッキの売り出しが突然始まったし、300円でこれだけ遊べるなら500円のほうも欲しいと思ってしまった。楽しいのが分かったら次の物も買いたくなるのだ。

 

ただこれ、ツイートした日=遊んだ日が3/5(金)なのだが、私がドラゴンの迷路を買ったのは2/24(水)なのである。

紙で遊ぶことに対して楽しいと思うのに10日間も時間が掛かった。10日ってソシャゲなら1つのイベントが始まって終わるには十分な期間である。

(ドラゴンの迷路は置いといて)ゲームとして楽しむ為に10日色々やってたけれど、ウェルカムデッキで0円から触れるというのと、300円や500円で最初は十分楽しめるっていうのはもっと早く知れたらよかったなぁと思う。

 

 

時のらせんリマスターについては旧枠カードを持ってみたいと興味本位で1パックだけ買ったけど旧枠1枚の為に1パック600円するのは高いなぁと思ったのでその後買おうかどうかは悩む

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